イースタンプロミス

私が着こなしの参考にしたお洒落な映画「イースタン・プロミス(Eastern Promises)」

主演は、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に続けてクローネンバーグ監督とタッグを組むヴィゴ・モーテンセン、『キング・コング』のナオミ・ワッツ、『オーシャンズ13』のヴァンサン・カッセルほか。2作続けて同じ俳優を使うことが少ないクローネンバーグ監督が、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のヴィゴ・モーテンセンを起用するとは、余程、意気が合ったと見た。二人のツーカーぶりは、スクリーンに十分現れている。今作はロシアのマフィアをフォーカスした映画だがマフィアと言えば男であれば一度は憧れてしまう物。今回は私が着こなしの参考にしたお洒落な映画「イースタン・プロミス(Eastern Promises)」をご紹介させてください。

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あらすじ


アンナ(ナオミ・ワッツ)が勤める病院に妊娠中のロシア人少女が運び込まれ、出産の後に息を引き取る。アンナは少女が遺したロシア語で書かれた日記を頼りに身元を割り出そうとする。日記に挟まれた名刺から、アンナはロシアン・マフィアの経営するレストランに、そうとは知らず足を踏み入れ、運転手ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)と出会う。やがて、日記を通じてマフィアの人身売買の秘密を知るアンナ。深入りをしないよう忠告するニコライと、彼に惹かれていくアンナ。マフィアは日記と赤ちゃんを消そうとするが・・・

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クールなバイオレンス映画


一言で言うと、クールなバイオレンス映画。けれど、14歳で死んだロシアの少女の日記がオープニングからラストまで語られるとこからロシアンマフィアの実態とか現状を世に知らしめようという意思が感じられて単なるバイオレンスじゃなくきちんと社会派映画になっている。タイトルの「イースタン・プロミス」は意味が人身売買だそうで、もうこれだけで問題提起は何かがわかる。

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俳優も物語の進み方も無駄と感じる所が一切なく、変な娯楽性もなし。グロテスクなシーンも多いが暴力を否定的に描いてると感じる。特に注目してほしいのはヴィゴ・モーテンセンの、良い人なのか非道なヤクザなのか・・・という微妙な立ち位置。彼のキャラと所作に惹き込まれていく。全編、物凄い緊張感の中進むシーン一つ一つが目を離せない。

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アカデミー主演男優賞


「ヴィゴ・モーテンセン」

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今作では主演のヴィゴ・モーテンセンがアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞にノミネートされている。全身刺青、サウナでは素っ裸で二人の刺客を相手に死闘を繰り広げる。ロシアンマフィア社会では刺青は履歴書でありパスポートであるらしい。模様が犯罪歴、服役期間等々色んなことを意味する。何せ裏社会がテーマなので、暗い、怖い、残酷の三拍子。しかし、彼の映画は何本か観たが今作のヴィゴ・モーテンセンは男として惚れ惚れする格好良さがある。顔の造作はあまり好きじゃないが、色素が薄いせいか印象も薄かったあの顔立ちがナイフのように研ぎ澄まされた酷薄さと凄みをたたえて凄まじくセクシーに見える。

 


この着こなしが参考になる・・・


「マフィアならではのブラックスーツの着こなし」

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個人的に今作で最も好きな装い。シンプルなブラックスーツにワインレッドのネクタイが美しく際立っている。しかし、この手のコーディネートはネクタイが悪目立ちしてしまい、大学生の入学式の様になってしうのが関の山。太めのラペル(襟)のジャケットに対してネクタイはプレーンノットでボリュームを抑え、シャツは首回りをすっきり見せれるようなタイトなものを選択している。こうすることでVゾーンがすっきりし、シンプル且つエレガントな表情が演出されている。又、“ディンプル”を作らずにネクタイを結んでいる点もネクタイの色彩がうまく引き出ていてカッコイイ。

 

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これぞ“ロシアン・マフィア”と言わんばかりのクールで完成されたコーディネート。モノトーンで構成されたコーディネートは彼の知的な雰囲気と冷酷な表情を鏡の様に映しだしている。又、本来であればポケットチーフをTVフォールドでいれてアクセント付けているところだが、無駄を省き余計なアクセントをつけていない。そこが逆にアクセントになっていて本当にカッコイイ。男性らしく膨らんだ胸板、それを包み込む仕立ての良いスーツがあっての芸当だということは忘れてはいけない。

 

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先程のスーツにコートを羽織ったコーディネート。ステンカラーコートをこんなにも着こなす人物もそういないだろう。ラグランスリーブでの動きやすさ、そして見るからに軽そうな生地。彼の仕事への姿勢をこのコート一枚でうまく表現している。サングラスや手袋まで黒で統一されており、すべてのアイテムがモノトーンで構成されていて男らしい悪さや、やんちゃな雰囲気がとてもカッコイイ。

 


最後に・・・


生きている実感や誰かに必要とされていると感じる事は、日常生活の中で満たされることはあまりない。ところが、マフィア映画などを観ると生きていることが奇跡なのだと実感できるのではないだろうか。そして本作を観て、犯罪に対する無力感や怒りを感じるだろう。ニコライは希望を失っていないからこそ自らの魂と肉体を賭して、組織の犯罪を明らかにしょうとするのだ。1番の見どころである、ニコライのサウナでの死闘シーン。強靭な精神と肉体に魅せられる。痛みがなくては生きている実感を得られないのかもしれない。とても危険で熱い映画だががニコライとアンナのラブ・ストーリーとしても秀逸なのだ。是非一度見て頂きたい。

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