ishikawa burashi

出来る男はケアを怠らない!洋服の手入れに欠かせない必需品“石川ブラシ”とは。

突然ですが、皆様洋服の手入れってしていますか?多くの方が手入れと聞いて思い浮かべるのが、クリーニングだと思います。洋服は目に見えないだけで、空気に付着した汚れが知らないうちについており、そのまま放置をすると生地の傷みも早まり、折角買ったお気に入りの洋服がすぐダメになってしまったり…何てことも起こり得ます。勿論、定期的にクリーニングに出し、傷んだ生地の修復やシミや黄ばみをとることは大切ですが、実はクリーニング以外に自分でも簡単に出来る手入れがあります。それがブラッシングです。ジャケットであれば、汚れやほこりを落とす為や、ニットであれば生地の繊維を整えたり、毛玉を防ぐ為など、様々な用途に応じて対応できるブラシ。そこで今回は、洋服ブラシの中では最高峰とも言われている“石川ブラシ”をご紹介したいと思います。

 


石川ブラシとは?


神奈川県・横浜に工房を構えるブラシ職人、石川和男氏が創業した高級洋服ブラシメーカー。石川氏が「柔らかい素材を用いた高級スーツに適したブラシがない」と苦心していた時に、上質な毛筆に使われている馬毛『尾脇毛(おわきげ)』と出会ったことから、国内唯一の尾脇毛ブラシが誕生します。

※尾脇毛とは…一頭の馬からほんのわずかしかとれない馬の尻尾部分。その中でもとくに繊細な部位に当たる貴重な箇所を指します。高級毛筆にも使われるほど、“当たりは柔らかく、腰がしっかりした理想の毛”と石川氏は語ります。

ブラシの品質に対する妥協を一切許さない石川氏だからこそ、選んだ素材である。価格が通常の馬毛の10倍以上する事、作業工程が増えて手間がかかることから、この尾脇毛を使用した洋服ブラシは世界で石川ブラシのみとなっている。

 

“石川和男氏”

写真引用元

 


石川ブラシが出来上がるまでの工程


先程、素材は馬毛の中でも最高級にあたる“尾脇毛”を使用するとはお伝え致しました。最高品質の素材を扱うには、当然一流の技術、知識が必要不可欠ですよね。それでは、石川ブラシがどのような工程で仕上がるのか、特に大事な4つの工程を抜粋して見てみましょう。

 

「1.火のし」

写真引用元

毛にハリツヤを出す為に材料の毛質に合わせて、温度や時間を調整しながら丁寧にアイロンがけをする作業。毛を真っ直ぐに伸ばすのと、ヤキ入れ効果により、毛に張りがでます。ブラシの命と言える大事な作業。

 

「2.さらい」

石川ブラシ 火のし

写真引用元

ブラッシングした際に、生地に掃きムラが出ないよう、ナイフで丁寧に毛の太さを整え、毛先を纏める作業。いくつかに分かれている工程の中でもブラシの出来栄え、良し悪しが決まると言われているぐらい大事な作業。

 

「3.ウス抜き」

石川ブラシ さらい

写真引用元

一番根気の要る作業。完成した時の美しさを保つため、色の違う毛や、ねじれ曲がった毛など不良がないか毛の一本一本を確認して、良質な毛を厳選する。地味で時間がかかる作業ではあるが、決して手を抜かないのが仕上がりに表れています。

「4.ポン混ぜ」

石川ブラシ ウス抜き

写真引用元

通常ブラシ屋の仕事でここまで手を掛けないと言われている作業の一つ。石川ブラシは仕上がりの美しさにも拘りを持ち、丹念な作業の積み重ねにより、毛先の反発力をしっかり生地面に伝え、毛が広がったり曲がったりしない洋服ブラシが出来上がります。

 

その後、植毛→裏ふたの取り付け→塗装仕上げ→乾燥仕上げの順で完成まで行われる。

『このような手間と時間をかけて作られるブラシは1本につき、3〜4日の時間をかけて完成される。』

 


素材やアイテムによって使い分ける石川ブラシの種類とは


“イシカワ 尾脇毛 洋服ブラシ”

石川ブラシ

写真引用元

上質なコートやスーツ、ジャケットなどの重衣料にお使い頂けるこちらのブラシ。馬毛の中でも、比べものにならない程、柔らかくコシのある高級素材“尾脇毛”を使用しています。しなやか且つきめ細かい毛先は、力を入れてブラッシングしても生地を傷めず、ブラシの毛が曲がったり、広がったりしないのが特徴です。
商品価格 50,000円+税
馬・尾脇毛・ウス・先付
ハンドル:桂(ウレタンニス仕上げ)

 

“イシカワ 尾脇毛 洋服ブラシ (プレミアタイプ)”

石川ブラシ

写真引用元

プレミアタイプと名が付くほど、高級素材に特化したブラシ。現代の進化を続ける生地開発による高級生地に合わせて、生まれた職人技の結晶。尾脇毛の中でも、更に厳選された希少箇所を丹念に毛揉みし、「より滑らかに、よりキメ細かく」に拘って仕上げられた逸品。カシミヤ、シルク、和服、毛皮など繊細な生地の細かな埃を落とし、素材本来の美しさを際立たせます。高級スーツやコート、ニット、着物などに幅広くお使い頂けます。
商品価格 120,000円+税
馬・尾脇毛・上白・先付
ハンドル:屋久杉(植物性ワックス仕上げ)

 

“ビキューナ用・羊毛”

石川ブラシ

写真引用元

ビキューナの滑らかさに対応する為だけに作られたこちらのブラシ。羊毛のふわふわとした毛を使っていながら、シャキッとハリ感もあるのが特徴です。勿論ビキューナだけでなく、高級和服やカシミヤなどにも適したブラシとなっています。

商品価格 150,000+税

裏蓋:屋久杉。植物性ワックス仕上げ

 


正しいブラッシングの掛け方


ブラッシングと聞くと、優しく丁寧に掛けるイメージがありますが、実はそれは間違い。厳密に言うと間違いではないのだが、ブラッシングをする上で重要なのが、「素材に応じて適したブラシを用いること。」デリケートなカシミヤやシルクなどのお素材に毛先の硬く豚毛などを使用すると生地が傷んでしまいます。正しいブラシを選ぶことによって、「思いっきり力を入れてブラッシングしても生地が傷むことはなく、生地の奥から細かな埃をかき出し、生地の状態を整え、素材がもつ本来の風合いを蘇らせることができます。」

写真引用元

 

“ブラッシングのタイミング”

基本的には帰宅後の埃が溜まった時に行うのが一番。まずは毛の流れに逆らうようにしっかりブラシをかける→細かい埃や花粉を払い出す→その後毛の流れに沿って繊維の流れを整えます。この順番でブラッシングを行います。こうすることにより、虫食いの防止、生地の風合いを復活させることが出来ます。春先なら花粉症対策にも有効的になります。

また、お出かけの前や衣替えのタイミングなどでもブラッシングができれば理想的でしょう。

 


クリーニングには注意!?


“正しくブラッシングをしていればクリーニングの回数は減ります。”

写真引用元

まさかカシミヤやシルク、上質なウール素材などを毎年、クリーニングに出すなんてことしていませんよね?カシミヤ独特な柔らかさや上質なウールのしなやかさ。ドライクリーニングを重ねると高級素材ならではの風合いは、損なわれてしまします。これを防ぐには、こまめにブラシをかけ、クリーニングの回数を減らすのが一番です。

 


取扱店


・日本橋高島屋

・伊勢丹メンズ館

・日本橋三越

・池袋東武

・西武百貨店渋谷店

・KITON(六本木ヒルズ店、ヒルトンプラザ店、東急プラザ銀座店)

・CRUCIANI(東京ミッドタウン店)

・STRASBURGO(大阪店、南青山店、銀座店、東京ミッドタウン店、名古屋店、福岡店)

・TIE YOUR TIE

 

大手百貨店には勿論のこと、高価格帯の商品を取り揃えるセレクトショップやブランドには展開があります。ネットの写真では、分かりずらい素材の柔らかさや雰囲気を直接確かめてご購入することをお勧め致します。

石川ブラシ

写真引用元

 


最後に…


女性はよく男性の足元や身に着けている時計や財布をキチンと手入れ出来ているかを見て、男性の性格等を判断すると言いますよね。それは他の洋服達にも通ずる事で、艶が失われたジャケットや、毛玉だらけのニットを見たら、印象はよくありません。また、靴を大事に手入れをする人はよく聞きますが、ジャケットやニットなどの洋服をキチンとケア出来ている人は正直あまりいないでしょう。本物の男こそ「上質な服には一流のお手入れを。」物を大事に出来る男になり、長くお召し頂けるよう手入れをしましょう。まずは、ブラシ一本でどこまで変わるのか試してみてはいかが?

写真引用元

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