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【靴磨きの極意】コードバンの革靴の正しい手入れ方法

靴好き、靴マニアであれば一足は持っておきたい、欠かすことの出来ない革とも言われている靴。「革のダイヤモンド」、「キングオブレザー」との異名を持つ革。そう「コードバン」です。靴だけではなく、財布やベルト、手帳カバー…など革小物全般で扱われる革ですが、特に靴に関しては、ALDENを筆頭に「男の定番」とも言えるアイテムでしょう。そんな、コードバンレザーもキチンとした手入れ方法を理解していないと魅力も半減してしまいますので、今回ご紹介するコードバンのお手入れ方法を是非参考にしてみて下さい。

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そもそもコードバンとは…?


コードバンとは、馬の背および臀部(でんぶ)の皮から作る、光沢のある上質のなめし革。主にフランスまたはスペイン産の比較的大きな馬から採れる革で、馬のお尻の艶やかな表皮の下にコードバン層があり、一頭から採れる量はごくわずかと言われ、革の裏側を丁寧に削ってゆくと厚さ2mm足らずのコードバン層がやっと現れて来ます。また、希少価値が高いだけでなく、キメが細かく、なめらかでいてしっとりとした質感。使い込む程に輝きを増すツヤ感から、冒頭でもお伝えした「革のダイヤモンド」「キングオブレザー」とも称されています。さらに、硬質な素材感で非常に丈夫な為、深く独特に入るシワがカーフとは違った経年変化を楽しめます。

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コードバンの基本的な日々のお手入れ方法


コードバンは履き始めた際、硬くて痛い思い経験したことがある方が多いのではないでしょうか。非常に頑丈で牛革の2〜3倍の強度を持っていると言われていますが、使い込むことによって、足馴染みをし、色合いや風合い共に個性が表れ履きやすくなってくるのです。また、最初は、表面が白くなっていますが、コードバンにロウを吹き付けている為に発生する、ココマイスターのコードバン特有の現象の為、問題はありません。もし気になる方は、柔らかい布で表面を優しくさすってあげれば、ロウが馴染み、独特のツヤ感が生まれます。

さて、それではコードバンの普段のお手入れ方法のポイントはこちらです。

 

1.新品、使い始めはクリームやワックスは塗らない

物を大切にするあまり、履く前から綺麗に磨きたい。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、コードバンではNG。クリーム・ワックスなど使用して磨くと革表面にくもりが出てしまい、逆に艶感を落とす事になってしまうのです。その為、しばらくは乾いた柔らかい布で拭き上げる程度にしてください。
※その際には、力を入れてホコリや汚れを落とすのではなく、優しく拭き取って上げるようにして下さい。

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2.表面に汚れが目立ちカサついてきたら

『ブラッシング』

まずはブラッシングで表面の汚れやホコリを軽く落としていきます。その際のブラシは、「馬毛ブラシ」を使用して下さい。硬い毛先のブラシを選んでしまうと、表面の艶が損なわれてしまう可能性がございます。

『汚れや余分なワックスを落とす』

その次に、コットン100%(化繊が入っている物はオススメしません。)の布にリムーバーを適量つけて、汚れや余分なワックスを落としていきます。あまり多く付けすぎるとシミの原因になる可能性がある為、少量をちょっとずつ広げて行くようにしましょう。コードバンはシワが深く入っている為、その分溝に汚れが溜まりやすいので、入念に丁寧に汚れを取り除いて行います。

『乳化性クリームで保湿』

この作業は、コードバンに限らずどの靴を磨く上でも欠かせません。ひび割れ防止の意味もあり、その後に塗るワックスを良く馴染ませる為にも、表面がざらついている部分は特に入念に行います。

『ブラッシング』

靴全体にクリームを馴染ませる為に、毛先が細かくて柔らかい馬毛ブラシで全体をブラッシングしていきます。シワ部分や縫い目、アッパーとソールの間、ヒール部分と細かい所も忘れずにクリームを擦り込むイメージで行います。(理想は、最初に汚れ落としで使った馬毛ブラシとは違う2本目を用意しておくのがベストです。)

『ワックス仕上げ』

後は、コードバンならではのツヤ感、光沢感を保つ為のワックスを行います。塗りすぎてしまうと、通気性が損なわれたり、ムラやシミも出来てしまうので、塗り過ぎには注意をし、適量でツヤを出していきます。詳しくは、こちらをご覧下さい。

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コードバンは水に弱い‼︎


希少価値の高いコードバンは、それなりに扱うにも注意が必要です。デリケートな素材故に、水に弱くシミも出来やすです。とは言うものの、急な雨などで濡れてしまう事もありますので、そうした際の対処法をお伝え致します。

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1.防水スプレーをかける

一番の理想は、雨が降りそうな天気の日はお出かけする前に防水スプレーをかけて出かける事です。コーティング(膜)を貼る事で、直接革に与えるダメージを軽減することが出来ます。

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2.濡れてしまったら

止むを得ず濡れてしまった場合は、早急に乾拭きをして陰干しをしましょう。長時間濡れたままにしてしまうと、シミや汚れが落ちにくくなってしまいます。完全に乾き切ったら、まずステインリムーバーなど水性のクリーナーか、タオルなどでの水拭き(シミがひどい時や塩吹きしている時は軽くサドルソープを使って)を軽く使用してシミをぼかします。後は、陰干しをして様子を見ながら、クリームやワックスを塗って光沢感を取り戻します。あまりにも、シミが酷い場合は自分では応急の措置(乾拭き、陰干し)をして、信頼の置ける修理屋に持っていくのも一つの手でしょう。

 


最後に…


革靴には、カーフやスウェード、ヌバック、エキゾチック…と様々な種類がありますが、その中でもこのコードバンは一際魅了される特別の革ではないだろうか。使い込む程にコードバンならではの独特に入るシワや磨くほどに放たれる光沢感。日々のお手入れをしっかりと行い、最高のパートナーにして見てはいかがでしょうか。

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