nicola ricci

ファッショニスタ“Nicola Ricci(ニコラ・リッチ)”着こなし術

 


Sciamat(シャマット) / Nicola Ricci(ニコラ・リッチ) 


2002年、南イタリアのバーリ近郊のビトントで元弁護士で兄のValentino Ricci(ヴァレンティノ・リッチ)氏と創業したサルトリア「Sciamat(シャマット)」のディレクター。ブランド名のシャマットは、ペルシャ語で「チェックメイト」を意味し、ブランドを常に洗練向上させていく姿勢、そしてお客様への最上級の心配りへの思いが込められている。現在、日本のセレクトショップ「Sharon(シャロン)」でも取り扱いをしており、目の肥えた本物思考のお客様に絶大な人気を誇ってます。そんな、彼らが仕立てるシャマットのスーツと世界的にファッショニスタとして有名なニコラ・リッチ氏の着こなしをご紹介させて頂きます。

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(左)Valentino Ricci(ヴァレンティノ・リッチ)/(右)Nicola Ricci(ニコラ・リッチ)氏

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着こなし「スーツスタイル」


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オーソドックスなネイビースーツも、ピークドラペルにたっぷりと入ったマニカカミーチャ、ベルトレス…と一発目から並並ならぬ拘りを感じるニコラ氏の着こなし。着こなしもロンドンストライプのネイビーシャツにペイズリーのネクタイで仕立ての良いスーツに負けない存在感を出しています。ネクタイの大剣をパンツに入れるのもニコラ氏の一つの拘りでしょう。

 

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チョークストライプのグレースーツを見事に着こなしたニコラ氏。よく見るとシャツ、ネクタイまでストライプで合わせたパターンオンパターンですが、ストライプのピッチ幅を変えてバランスよく合わせていますね。ネイビー×ブラウンの組み合わせは鉄板ですが、このコーディネイトのようにグレースーツにブラウンのネクタイやシューズといった組み合わせもカッチリし過ぎず程良いカジュアル感が生まれています。またポケットチーフを大胆に出す技もコーディネイトにもう一癖欲しい時にオススメです。

 

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なんて事ないネイビースーツもニコラ氏にかかればお手の物です。スタイリッシュなダブルスーツもヴィンテージ調のネクタイを合わせる事で、クラシックとモダンをバランス良く取り入れています。ネクタイに存在感を出している為、ポケットチーフは白リネンをTVフォールドに入れて、引き算しているのも参考にしたいポイントですね。さらに、ジャケットのボタンを下一つにする事で遊びとリラックス感を演出してます。

 


着こなし「ジャケパンスタイル」


nicola ricci renata

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コンケーブした肩にマニカカミーチャもニコラ氏が手がけるシャマットのジャケットの特徴です。男らしい肩周りを演出しながらも、多めに入ったギャザーで色気もプラスされています。着こなし自体もネイビージャケットにグレースラックスという王道のジャケパンスタイルもグリーンのローファーにボリュームを出した3ピークスのポケットチーフと個性もバッチリ出しています。今季注目されている、クレリックシャツに金ボタンをいち早く取り入れているのも流石ですね。

 

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レッドのウィンドウペーンが特徴的なダブルジャケットを使った着こなし。シャンブレーのデニムシャツを合わせる事で、カジュアル感をプラスし程良い抜け感を演出しています。またそれに伴ってジャケットのボタンをずらして掛けるなど上手く遊びを入れているのも面白いですね。ティアドロップのサングラスにジャケット…男が憧れるスタイルです。

 


着こなし「コートスタイル」


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ブラウンのフランネルスーツをネイビーのタートルネックを合わせて、都会的なコーディネイトに仕上げた着こなし。ブラウンとグリーンの色合わせは相性抜群ですが、どうしても野暮ったく見えてしまうのも事実。このコーディネイトでは、コートの着丈を少し短くしている事で上手くスポーティーさも取り入れているのです。また、ここでスウェードのシューズを合わせてしまうと全体がボケてしまう為、カーフのシューズで上手くメリハリを付けているのもポイントですね。

 

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着こなしをする上で拘りというのは、ファッショニスタであれば当然あるかと思いますがニコラ氏の拘りはとてつもなく繊細で凄いのです。グリーンのパンツにグリーンのネクタイとここまでの色合わせは普通ですが、見て下さいコートのボタン。このコーディネイトに合わせる為に選んだかのように、グリーンのボタンを付けているのです。さらに言うと、時計ベルトのグリーン。遊び心も入れつつ、完璧主義のニコラ氏ならではのコーディネイトですね。

 

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ボタンを閉じたコートスタイルはエレガントさを増しますよね。ネイビースーツにネイビーのコートを合わせて、トーンコーデをしていますが、色の濃淡をつける事でしっかりとメリハリを付けています。また、この着こなしで活きてきているのが手に持ったグローブです。少しくすんだ黄味が掛かったグローブがコーディネイト全体に程よいアクセントを与えています。+襟を立てたコートスタイルは男らしい雰囲気も出る為、是非取り入れて頂きたいポイントです。

 


着こなし「センス良く取り入れる柄物アイテム」


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シンプルにネイビージャケットを合わせる事で、タータンチェックのパンツを見事に引き立たせています。勿論、それだけではなく上半身のネクタイから、パンツ、シューズと“赤”を使う分量を徐々に増やしていく事で、綺麗なバランスを保っているのです。それとは引き換えに、Vゾーンは白シャツに白チーフと潔くシンプルに徹しているのも、パンツを引き立たせる為の計算なのでしょう。

 

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ネイビーとピンクの色が入ったペイズリー柄のパンツをジャケットスタイルにも取り入れてしまう。という突拍子もなく派手アイテムを難なく着こなしてしまうニコラ氏。ですが、派手に見えて実は理に適った着こなしなのです。白シャツにネイビージャケットという、最もベーシックであろう組み合わせにすることでパンツを主役にコーディネートを引き立てる事が出来ます。また、足元に持ってきたホワイトのレザーシューズに、ノークッションで合わせたパンツの丈感…文句の付けようがないですね。

 


着こなし「色彩感覚に優れた独特な色遣い」


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ターコイズブルーのジャケットをタイドアップした着こなし。爽やかに映えるターコイズブルーは、カットソーなどを合わせたジャケットスタイルは見かけますが、タイドアップはどうでしょう。白シャツとソリッドタイでシンプルに合わせる事で、ごちゃごちゃしないよう纏めています。また、パンツにはオフホワイトの少し色が入ったパンツを合わせる事で、シャツと色の差を付けて見事に派手色も調理しています。

 

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こんな派手色のパープルジャケットをサラッと着こなしてしまうのもニコラ氏ならでは。ジャケットの金ボタンの色を拾って、イエローストライプのシャツを合わせて色の統一性を持たせています。また、ここでのVゾーン(ネクタイ)に悩みますが、パープル系で合わせてしまうとクドイ印象になってしまう為、ブラックタイで引き締めているのも参考になりますね。こうする事で、足元のシューズがブラウンでもブラックでも合わせやすくなります。

 

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春夏に真似したいカラーパンツと使ったコーディネイト。こういったカジュアルパンツでさえも、ベルトレスの2プリーツ…とビスポークに拘るのもニコラ流。イエローパンツには類似色であるグリーンのネクタイを合わせて、調和するよう工夫しています。また春夏のカラーパンツコーデには、ネイビージャケットは合わせやすい万能アイテムです。イエローだけでなく、ブルーやグリーン、レッド…といった色のパンツにネイビージャケットを合わせるのもオススメです。

 


完璧主義者Nicola Ricci(ニコラ・リッチ)の拘り


既にお気付きの方もいるかもしれませんが、ニコラ・リッチ氏には着こなす上でルール、拘りがいくつかあります。

Rule 1 「ベルトレス」

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本来パンツにベルトは通していなく、このベルトレスがクラシック仕様。

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Rule 2 「シャツの袖ボタンは外す」

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シャツの袖ボタンをしない事で、リラックスとした印象を作ることが出来ます。

 

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Rule 3 「ネクタイの剣先はパンツにインする」

nicola ricci renata

風に靡くネクタイも良いですが、タックインする事でカッチリとした正統派コーデが完成します。

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最後に…


決して目立つだけの着こなしではなく、クラシックを軸にモダンさを+する事を心掛けていると語るニコラ氏。それは、ご紹介した着こなしを見たら感じて頂けたと思います。徹底した自分のルールをを作る事で生み出せる世界観。皆様もどれか一つからでも、これだけは外せない拘りというのを作ってみてはいかがでしょうか。これからも、時代に左右されないハンドメイド技術を継承するサルトリア“シャマット”とニコラ氏の着こなしに目が離せません。

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