ファッショニスタ“LucaRubinacci(ルカルビナッチ)”着こなし術

PITTIUOMOの会場で一際自分のスタイルを崩さず、トレンドにも乗っからず、ナポリでは知らないものはいない人物がいます。そう、”ルカ・ルビナッチ”です。ナポリらしい鮮やかな色使いは見る物を圧倒します。日本で流行っているような窮屈でタイトすぎなサイズ感のスーツやジャケットをルビナッチは好みません。流行に乗ることが必ずしもお洒落だとは限らない。そんな事をルビナッチが教えてくれた気がします。

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ルビナッチとは【歴史】


手による仕立て文化がいまだ残り、名サルトリア(仕立て工房)があまた存在するイタリア・ナポリの地において、その代表格である”ルビナッチ”。その源流は、1930年代にルビナッチの祖父ジェンナーロ・ルビナッチが開業した伝説のサルトリア”ロンドンハウス”に由来し、ここでは今でもメンズ服飾界に燦然と輝く名仕立て職人らが在籍していた過去を持つなど、近代ナポリ仕立ての基礎を<ロンドンハウス>が築いたといっても過言ではありません。
現在は、名前をルビナッチにし、ルカの父マリアーノルビナッチがナポリ店、ルカルビナッチがミラノ店そして、マリアーノの娘キアラがロンドン店を統括しています。

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三代目ルカ・ルビナッチの人生


1981年生まれのNapoletanoです。19歳でロンドンに渡り、サヴィル•ロウの”ハンツマン”と”キルガー”で修業しました。ルカ氏のファッションスタイルは、クラシコイタリアの原点ナポリの伝統を持ちつつも、ブリティッシュのイメージも取り入れ自分流のファッションを伝えている今やイタリア中にその名を知られるウェルドレッサーでもあるのです。

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ルカ・ルビナッチの着こなし


「色使いのスペシャリスト」

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ルビナッチの色の合わせ方は、常に独創性があり見ている者を楽しませてくれます。このコーディネートでは5色も色を使っていますが決してバランスが悪く見えません。こういった色で魅せるコーディネートをする際にはコツがあります。それは強い色は2色のみにする事。強い色とは即ち、赤や黄色、青、緑などのいわゆる原色です。逆にに弱い色とは白、黒、グレー、そしてネイビーなどのいわゆるモノトーンの色の事です。強い色を3色以上使ってしまうと嫌でも色同士が喧嘩してしまいます。しかし、逆に弱い色を随所に盛り込むことで強い色をより綺麗に魅せることが出来るのです。

 

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このコーディネートの色使いはなかなか日本人では難しい(あまり挑戦しない)合わせ方かと思います。まさにイタリアらしい、そしてナポリらしい色使いです。このコーディネートの主役は間違いなく”ネクタイ”かと思います。パンツからブルー、シャツにサックス、そしてネクタイのエメラルドグリーン。見事に色彩のグラデーションを作っています。それを覆うジャケットを一番薄い色で合わせているところもネクタイという主役をうまく引き立たせています。

 

「スーツを着崩すのもお手の物」

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今や日本でも定番のアイテムとなっている”バンドカラーシャツ”もルビナッチはかなり昔から自分自身のスタイルとして取り入れていました。襟のないバンドカラーシャツは首周りをすっきりと見せ、スーツスタイルを軽快に軽く見せてくれます。夏場のスーツスタイルを着崩すならおススメの一品です。シューズは写っていませんがローファーやモンクストラップ等の軽さの出る靴で合わせるのが吉かと思います。

 

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グルカ仕様のスーツもテーラーであるルビナッチならではのアイテムですね。この仕様のスーツに”ボーダーのカットソー”で合わせている点もルビナッチが本当に洋服を愛しているのが分かりますよね。ミリタリールーツであるグルカパンツに、同じくミリタリールーツのボーダー。合わせそうでなかなか思い浮かばないこのコーディネートもルビナッチならではの遊び心。これぞ、ニューマリンスタイル。そしてルビナッチがPITTIUOMOで注目され続けている理由の一つなのです。

 

「日本にサスペンダーを流行らせた男」

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サスペンダーってどうもキザくさくて取り入れずらいアイテムですよね。しかし、サスペンダーとは単にスラックスを吊らすアイテムではないんです。私自身、少し色が足りない時にプラスワンですごく役に立ち重宝しています。このコーディネートもサスペンダーがあることで全体的に落ち着いたトーンになってしまうところを華やかにしています。サスペンダーのストライプとシャツのストライプのピッチを変えることで柄×柄でもごちゃついて見えない点とストライプでスラックスのグリーンを拾っているところもルビナッチの巧みなところです。

 

最後に…


いかがでしたか?トレンドを追いかける事ももちろん大事な事ですが一歩引き、自分のスタイルを確認する事もとても重要な事です。販売員やお店に惑わされずに本当に自分に必要なものなのか、取り入れるべきものなのかを選択する時代は迫ってきています。ルビナッチが教えてくれることはファッションを語るうえではとても大事な事の様に思います。今回、キーワードで出てきた”ハンツマン”、”キルガー”、”サヴィルロウ”イタリアの仕立てが主流の今、聞き馴染みのない方もいらっしゃると思いますが近いうちに特集させていただきますのでお楽しみにお待ちください。

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