ファッショニスタ”西口修平(BEAMS/ビームス)”着こなし術


“西口 修平” BEAMS F Director/Buyer


PITTIUOMOでは最もスナップを撮られる男と言っても過言ではない男。彼の着こなしはイタリアのエッセンスにアメンリカントラッド、ブリティッシュトラッドの雰囲気を混ぜ込むのが非常に巧み。ヴィンテージウェアにも精通しており彼のリーバイスのコレクションは圧巻だ。スタイルも非常に良く180cmを越える彼の着る服はとても彼に映える。その容姿と巧みなコーディネートセンスに熱狂的なファンも多くインスタグラムのフォロワーは50,000人を越える。

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スーツの着こなし


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スーツの着こなしから彼のセンスが飛び抜けていることを伺える。西口氏の素晴らしい点は「クラシック」というスタイルを現代的なスタイルに昇華させたことと言っても過言ではないだろう。体のラインが徐に現れるようなタイトフィッティングなスーツ。自分の体を知り尽くした着こなしをしている。ラウンドカラーのクレリックシャツには恐らくセッテピエゲだろう柔らかくボリュームのあるネクタイをチョイス。ハットやシューズ、ソックスもダークトンで合わせ統一感を演出している。

 

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少し、ベージュが入ったような温かみのあるグレーのスーツを暖色系でうまくコーディネートしている。色合わせが巧みなのはもちろんだが、英国らしい装いにアメリカっぽさをうまくブレンドさせている。近年流行している「ミックススタイル」も彼が作り出したトレンドといっても過言ではないだろう。

 

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彼のスーツの着こなしを見ていくとある程度ルールが見えてくる。まずは先ほどもお伝えした「サイズ感」。続いて注目して頂きたいのは「Vゾーン」。基本的にはタブカラーシャツやピンホールシャツ等のクラシックなディティールの物を好んでチョイスしているのが見て取れる。スーツを着こなす上で「Vゾーン」の構成は重要かつ、着こなす本人の個性が最も現れるところ。そこの遊び方が西口氏は非常に優れていると感じる。

 


ドレスカジュアルスタイル


 

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彼の真骨頂はドレスカジュアルスタイルで最も真価を発揮する。素材と色味の使い方が通常のセンスを飛びぬけている。全体をベージュトーンで合わせながらもネクタイのグリーンをアクセントに効かせている。ベージュも濃淡を付けるだけでなく素材を異なるもので合わせることでコーディネートに奥行を作り出している。そしてこのコーディネートで圧巻なのは足元のシューズと鞄。皮の色合いが完璧にマッチしている。ただそれだけだとつまらない。そこでコンビのシューズの登場なのだ。こういった小技が彼が日本トップのドレッサーと言われる由縁なのだろう。

 

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ブルーグラデーションで統一したシーズン狭間にはピッタリなスタイル。デニムやネクタイ、シャツ、全てブルーで合わせながらも素材や微妙な色合いの変化がとてもコーディネートにマッチしている。そして日差しの強い日だからこそ、ブルーのソラーロの美しさは本領を発揮する。ソラーロがブルーグラデーションを一層引き立てている。彼はソーラロが太陽に当たり色合いが変化している事も想像してコーディネートをしているのだろう。

 

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都会的なカントリールック。ブラウンとグリーンで構成されたコーディネートは野暮ったさがうまく抜けていてかっこいい。ダブルブレストのジャケットにコットンパンツ。このままでは野暮ったくなってしまうがニットポロをチョイスすることでぐんと都会的に仕上がっている。

 


カジュアルスタイル


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カジュアルスタイルでも、程よくドレスの匂いを漂わせるのは彼の十八番。お得意のデニムオンデニムのコーディネートもブラックデニムだと新鮮。モノトーンで合わせる事でカジュアルスタイルながらも上品な雰囲気にコーディネートされている。よく見るとサファリジャケットに同色系のポケットチーフが。これが赤や青など主張の強い色ではこのコーディネートでは邪魔してしまうだろう。足し算のような引き算。流石だ。こういった小技は是非参考にしていきたい。

 

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カジュアルスタイルをかっこよく着こなすポイントはズバリ足元ではないだろうか。西口氏を見ているとそう感じさせてくれる。近年、流行しているスニーカーの影響で休日に革靴を履く方もどんどん少なってきているのではないだろうか。ベージュのブルゾンにカーキのチノパンにホワイトのニット。普遍的なアイテムで構成されたコーディネートも足元が革靴だと、ぐっとラグジュアリーで大人な装いになる。

 

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ビンテージのブラックデニムシャツ、グルカパンツのラギッドなアイテムにスーパー140’Sの最高級ウールで仕上げたラグジュアリーなハンティングジャケットを合わせていることでラグジュアリーな雰囲気をうまく取り込んでいる。 ジャケットのラグジュアリー感を引き立てるためコードバンのタッセルローファーでバランスを取っている。

 


巧みな小物使い


「サスペンダー」

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西口氏の着こなしを見ていると度々サスペンダーが登場する。近年のクラシック回帰で注目されているサスペンダーもデニムオンデニムのようなスタイルにはめ込むと新鮮。スーツスタイルやスラックスなどに合わせるのも、もちろんかっこよいがカジュアルスタイルにはめ込むだけでラグジュアリー感をぐっと引き出すことが出来る。

 

「ボルサリーノ」

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ボルサリーノは西口氏を象徴するアイテムだろう。個人的には西口氏がカジュアルスタイルでボルサリーノを被っている時がとても好きだ。彼はボルサリーノをアクセントには使わずコーディネートに自然に馴染ませるように被る。ボルサリーノやハットを被るときはその”帽子”が主役にならないようにバランスを整えるのが必須だろう。西口氏を参考にコスプレにならないように慎重にコーディネートをしたい。

 

「Vゾーン」

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流行のVゾーンの構成は西口氏を参考にしたい。今シーズンも注目のクレリックシャツもブラウンのストライプと新鮮な物をチョイス。打ち込みのしっかりとしたイギリス調のジャケットにヴィンテージのプリントタイ。チーフは無地をチョイスすることで柄×柄×柄のコーディネートをうまく落ち着かせている。まさにトレンドの参考にしたいコーディネートになっている。

 

「ネッカチーフ」

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彼はネッカチーフを好んで着用している。カジュアルスタイルでドレスアップしたい時には重宝するだろう。ポイントは色彩感の強いものはチョイスしない事。ジャケットやシャツと色味を揃えるとネッカチーフが悪目立ちせず取り入れることが出来る。

 


西口修平氏のコレクション


 

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30年代から40年代のアンティークウォッチ。

 

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圧巻のリーバイスのコレクション。

 


最後に・・・


彼の装いを事細かに見ていくと彼は好きな物をコレクションしていたり、好むスタイルは昔も今もまったくぶれていない。クラシックなアイテム、自分が昔から好むアイテムを時代性を考慮し、リサイズ、リメイクをすることで自分自身のスタイルをどんどんアップデートしていく。それが彼のスタイル。彼が今、「BEAMS(ビームス)」という舞台で挑戦しようとしていることは今後の日本のドレスシーンを大きく変えることだろう。彼が作り出す”新しいクラシック”は見るものを魅了し、ファンを増やし続けている。”RENATA”では今後も彼の動きに注目し、追い続けていきたい。

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