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ファッショニスタ“加賀健二”(セブンフォールド)着こなし術

これまで海外のファッショニスタ達を多くご紹介してきましたが、日本にもお洒落で格好良い男達がいることを忘れてはいけません。今回ご紹介するのは、日本屈指のドレッサーであり、イタリア人にも劣らないダンディーで粋な洒落人“加賀健二”さんです。

 


「TIEYOURTIE(タイユアタイ)・SEVEN FOLD(セブンフォールド)」加賀健二


1964年・大阪生まれ。イタリアで1984年に創業者フランコ・ミヌッチ氏によって誕生した老舗セレクトショップ『TIE YOUR TIE(タイ・ユア・タイ)』の代表を経て、現在では絶滅の危機である工芸品とも言える手縫いのネクタイを存続させる為、セッテピエゲで有名であったフィレンツェの伝統的なハンドメイドタイ工房に日本資本を投じて発足された『セブンフォールド』社の代表取締役を務める。

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写真引用元

 


着こなし「ダブルブレスト」


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「クラシックでありながら、古臭く感じない。」加賀氏のスタイルを表すならこの言葉がしっくりくるでしょうか。巷では、ジャケットの着丈は短く、ピタピタになるぐらいジャストフィットでお召しになる方が多い中、加賀氏は普遍的なクラシックスタイルを貫いています。ジャケットはダブルブレストを好み、幅広めのピークドラペルで貫禄をプラスし、タイト過ぎず大人の余裕を感じるサイズ感。このスタイルは1950年代のディティールやサイジングなどから影響を受けているという。

 


着こなし「シャツは白が基本」


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加賀氏の着こなしは、非常に基本に忠実なのが見て分かります。お洒落をしようと思うと、白シャツでは物足りず、ついつい柄物や派手色などを使いたくなる人が多いのではないでしょうか?ですが、実はそんなことはありません。白シャツをお洒落に着こなしてこそ、本物のファッショニスタ。最もベーシックであり、誰しもが必ず持っている白シャツこそ、その人の人柄や色気、エレガントさを感じます。

 


着こなし「ポケットチーフは挿さない⁉︎」


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加賀氏の着こなしの特徴として、胸ポケットにはポケットチーフは挿さないというのが分かりました、中にはアイウェアでアクセントをつける時もありますが、決してシルクなどの柄物を挿したりする事はありません。メンズファッションにおいて、あれもこれもと盛り過ぎるコーディネートはやり過ぎと言われます。男性には華美な装飾はいらない。言わずとも伝わってくる、徹底したミニマリズムに加賀氏の美学を感じます。

 


着こなし「ネクタイは小剣ずらし」


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加賀氏の徹底したシンプルのコーディネートの中に、唯一遊び(外し)を入れる箇所がネクタイです。ディンプルを二つ作り、タイの小剣部分を大剣の前にずらすことで、スカーフを巻いているかのようなエレガンスを表現したスタイル。実はこの「小剣ずらし」はタイユアタイの創業者フランコ・ミヌッチ氏がよくやっていた外し技。加賀氏もタイユアタイの代表で、フランコ・ミヌッチ氏の意思を受け継ぐ男として、スタイルが似ているのでしょう。

 


着こなし「ベルトレスのパンツ」


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近年流行りのベルトレスパンツ。 最近では既製品などでも展開するようになったデザインですが、本来は体型を完璧に合わせるビスポークなどの一種のディティールで、クラシックスタイルを好む方に多く使われるディティールです。不必要な物は削ぎ落とすという面では、ベルトなど金属が入った装飾を省く事と、先程お伝えしたポケットチーフを挿さない事は通ずるミニマリズムなのかもしれません。また、プリーツの入ったディテールと相まってよりクラシカルな雰囲気に仕上がっています。

 


着こなし「冬は定番ポロコートを愛用」


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ターンナップカフになった袖口やバッグベルト、パッチドフレームなど随所に特徴があり、冬の定番といわれる「ポロコート」。イギリスのポロの選手が、競技の間の待ち時間に着用していたとされており、デニムにニットなどのスポーティーなコーディネートに合わせる事が出来たり、加賀氏のようにドレススタイルにもエレガントに決まる優れもの。ファッショニスタの中でも好んで着ている方が多い、アイテムとして知られています。

 


着こなし「パターンオンパターン」


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今までの流れを見ると、物凄くコンサバでシンプルな着こなしが多い印象でしたが、勿論スタイルはそれだけではありません。時には、目を引くような赤のオーバーペンが入ったチッェク柄のジャケットをシャツ、ネクタイも柄で合わせて、見事にコーディネートしています。ジャケットの色を拾い、カーキや赤を合わせたネクタイや、ストライプのピッチ幅を変えたシャツやネクタイなど、緻密に計算された絶妙なバランスである。時折見せるこういったコーディネートが加賀氏の奥深さを感じます。

 


着こなし「Day Off 」


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中学生の頃に父親の勧めで始めたというサーフィンは、着こなしにも少なからず影響が表れるのでしょうか。マリンテイストのボーダーポロは、ヴィンテージ感も漂うレトロな雰囲気。サングラスも色を合わせる事で、統一感が生まれています。また、上の写真で、トラウザーズはチェック柄でありながら、ベルトレス仕様の、シャツはタックイン。男臭さもある中、やはりブレないクラシコスタイルが表れています。

 


最後に…


加賀氏の着こなしは、至ってベーシック。普遍的な男のアイテムであるスーツ、それも派手な色柄ではなく、主張の少ない柄や無地を着ているのにも関わらず、ここまで男の貫禄と色気が出るものでしょうか。そして、華美な装飾はせず、シンプルな装いに徹底している。加賀氏の着こなしを見ていると、クラシックの行き着く所はミニマリズムな気がします。まだまだ、私には到底追いつけいない境地だが、私もこんな装いが似合うような歳の取り方をしたい。

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